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PCパーツジャンキーの日記 たまにエンコード、自作PC
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前回に引き続き、PORTABOOK XMC10のレビューなど。



肝心のキーボードはアイソレーションタイプでタッチはちょっと硬めながら、ぐらつきなどなくしっかりしてます。キーで気になるのは「全角/半角」の位置で、一番左上にESCキーが来てるんですけど個人的にはESCと全角/半角の位置は逆のほうが使いやすかったかなと思います。

ところで、使っていて気になった箇所がいくつか。まずは液晶ですが、モノは非光沢液晶で解像度は1280x768という、タブレット端末でよくある1280x800よりちょっと縦が狭い液晶になってます。

しかしこれが表示しているときにやけにギラつくんですよね・・・。



写真ではわかりづらいかもしれませんが、白い色の部分でRGBのサブピクセルがわかるような感じで乱反射してます。よく、スマートフォンを風呂場に持って行って湯気が画面についたときに湯気にサブピクセルが乱反射してキラキラしたり、PCの液晶をしばらくほったらかしにしておいて画面に細かいホコリがついたりするとホコリに乱反射してキラキラしたりすると思いますが、あんな感じになってます。

表示してる画像が黒っぽかったりするとそんなに気にならないんで白だけこんな感じなんですけど、文章入力では基本的に白背景が多いんでちょっとこれは困るんですよね・・・。

そしてもう1つ、気になったのは・・・



液晶ヒンジの角度です。上の写真で開いてる角度が最大なんですよね。
さんざん「液晶が開かない」って評判だったT90Chiに比べると開くんですけど、もうちょっと開いてくれてもいいんではないかと・・・自分の体格だとほぼ最大角に開いて使ってるんでもうちょっと倒して使うのがデフォの人だと液晶角度が足りないかもですね。

ポインティングデバイスは光学式なんで静電容量方式ともThinkPadのような感圧式とも違う使い心地ですが、本体はBluetoothもあるんで基本はBluetoothマウス使うのがベストかなと。あのポインティングデバイスはかなり慣れを必要とするんで常時利用はちょっとキツイです。

WiFiは5GHzのアクセスポイントをつかまないんですが、もしかして2.4GHzしか対応してないんでしょうか? ここも最近のマシンとしてはちょっとマイナスです。そんなに高速通信を要求するような性格のPCではないのですが、一応。

で、このマシン「買い」かと言われたら「2万ならオススメ」って感じですね。
重量感のある本体はキータッチしてもブレない頑丈さを持っていて、キーボードもポメラで鍛えたキングジムのノウハウが詰まってる感じがします。なによりこの開閉ギミックのあるPCはXMC10だけですし。

しかしその一方で処理能力はAtomでメモリ2GBとタブレット並、USBは1ポートだけなんで拡張は基本的にBluetooth、使うのに一工夫要るSDカードと、妥協点がないわけではないです。

これを「ノートPC」と見るか「Windowsが使えるようになったポメラ」と見るかでまったく違うと思いますね。
Windowsが使えることでソフト的な拡張性は上がりましたし、ネットワーク機能もフルに使えるしで、出張や旅行で文書作成やブログ更新などをパッとやりたい用途にはなかなかいい機種です。そういった用途で持ち運びができるマシンをお探しの方にはぴったりかと。

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2月にキングジムから「キーボードが折りたためるノートPC」というコンセプトでPORTABOOK XMC10という機種が発売になりました。

キングジム 「ポータブック XMC10」



8インチというコンパクトさでありながら、キーボードの使用感も妥協していないというなかなか面白いモデルなのですが、ネックは9万円という実売価格でした。
興味あるんですけど、9万は・・・と思っていたら11月になってとんでもない情報が入ってきました。

なんと! 2万に値下がりしたのです!

キングジムのキーボード折り畳み式PC ポータブックXMC10が19,800円で販売中

自分は最安を狙ってソースネクストで買いましたが、ヨドバシにも在庫はあったみたいですね。ポイントを考えるとこっちのほうがお得らしいのでゴールドポイントカードがあるならヨドバシがいいかもです。

そんなXMC10が届いてちょっと使ってみたのでレビュー的なものをちょっと。

まず外観ですが、一番のポイントである折りたたみキーボードの枠はアルミ素材となっており高級感があります。本体が艶消しの黒なのでこれがコントラストになっててなかなか良い感じです。



小さく白に光っているのは動作LEDです。スリープ時にはゆっくり点滅し、充電時はオレンジになります。



サイドから見るとくさび形になっているので、よくあるチルトスタンドなどはなくても打ちやすい感じです。



リアにはカバーがあり、それを開けるとHDMI、USB、充電用microUSBにVGA端子があります。このカバーを開けた状態だとこんな感じなんですが、ビミョーにチルトアップします。ビミョーにですが・・・(笑)

さて、このXMC10なんですが1個だけ困ったことがあります。
それはSDカードのことなんですがフツーにスロットに刺すと、なんと半分飛び出してしまうのです!

なぜこんな設計に・・・これだったらmicroSDで良かったと思うんですけど・・・。

しかし一部のMacで同じようなハーフサイズのSDカードを採用しているものがあり、このカードを使うことで一応の解決はできるようです。ただ、カード自体はけっこう高いんでmicroSDの変換アダプタを買うことにしました。





サイズの違いはこんな感じです。



ちなみにカードスロットはプッシュ式じゃないので引き抜くときは爪を立てたりと、ちょっと工夫しないと抜きづらいのが難点ですが。

さて、自分が他に持ってるモバイル機でXMC10と比較できるレベルの機種というとASUSのT90Chiがありますが、それと比べると重量感があります(T90Chi=750g、XMC10=830g)。これはキーボードの開閉機構がかなり重量を取ってるのと、タイピング時に本体がブレないようにあえて重くしてるのかなという気がしますが、できればもうちょっと軽くしてほしかったかなというのが本音です。
本体が小さいので、余計に重量感を感じるんですよね。

動作自体はT90ChiがAtom Z3775、XMC10がZ8700ということもありT90Chiでたまに感じてた「引っかかり」のようなものはあまり感じなくなりました。やっぱりAtomでも世代が進むと違いますね。
肝心のキーボードは十分なストロークがありながらも、ちょっと硬めのキータッチでかなり自分の好みです。やっぱりここはかなりこだわって作ってるんだな~というのを感じますね。

ファーストインプレはこんな感じで、次回は使ってみての感想をちょっと書いてみたいと思います。

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トヨタがコネクティッド戦略を発表、「サービスのプラットフォーマーになる」

自動運転がバズり始めたころ、「これからは自動運転がメインになるので自動車メーカーは窮地になる」という話が出てきて「まあ、すごく長い目で見ればそうかも」と思ってましたけど、トヨタは自らサービス領域に踏み込むことでそういったリスクを自ら取り込んでいくことにしたようです。
少子高齢化、カーシェアリングの台頭と言った話題が出るたびにこの手の自動車メーカー衰退論は出てきますが、トヨタに対してはこういった論は虚しいだけですね。
市場のシュリンクに対しても自ら市場を開拓していこうとするトヨタ、世界一の自動車メーカーなのにこの貪欲さはもはや他メーカーからすると恐怖でしかないでしょうね・・・。


製造業のサービス化、考えなければならない2つのリスクとは?

よくある話としてはセキュリティ対策ですが、もう1つは「契約」でした。これはけっこう盲点かもですね。
「サービスをいつまで維持できるのか?」「外部サーバーを利用している場合、ダウン時の責任分界点は?」等々、実際にIoTをビジネスで行う上で意外と見落としがちなポイントかもですね。
売り切り型のビジネスであれば、従来の販売形態と変わらないので比較的気楽ではありますが。


先駆者が語るIoT、「日本は強い製造業で世界と勝負すべき」

”日本はITは弱いが製造業は強い”
これが現状のIoTを物語ってる気がしました。
製造業がITをわかってないのもあるんですが、ITもまた製造業をわかってない気がするんですよね。もう少しお互いに近づかないとダメかなとは思います。

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モジュラーデザインよ永遠に、マツダよ永久に

巷でインダストリー4.0が始まると言われてしばらくたちますが、ではそれはどういうことだと言われると説明できるほど理解できてませんでした。「工場がインターネットで繋がるんだな」とかざっくりしたことはわかっていたんですが・・・

そんなとき、モジュラーデザインの日野 三十四先生のコラムを読んでいたら納得できる解説が載っていました。
簡単に言うと「メーカーレベルを超えて製品をモジュール化すること」がインダストリー4.0、というのが日野先生の見解です。
そう言われればインダストリー4.0が掲げる「マスカスタマイゼーション」もモジュール化のための取り組みというわけで、この説明は素直に納得できましたね。

さらにこのコラムではインダストリー4.0が見落としている問題点にも言及しており、今までインダストリー4.0のニュースやコラムでは「どのようにして実現するか」「日本が遅れないためには」という視点ばかりが強調されており、この点は非常に新鮮でしたし、さすが現場で実際に戦っている人は違うなという印象です。


トヨタが送り出す“クルマではない”パートナー



トヨタがCEATECで発表したロボ、KIROBO miniです。
なんでトヨタが?というのがあるんですが、以前ある方から聞いた話で「今後は少子高齢化でクルマが売れなくなる。しかしそれでは自動車メーカーは潰れてしまう。だから自動車メーカーはどこもロボットの研究をしている。高齢化して身の回りのことをするのが辛くなってきたとき、ロボットがいると助かる。ロボットがクルマと同じくらいの数百万で買える世の中になれば、車の代わりにロボットを買うようになりきっと普及する。自動車メーカーはすでにそこに照準を合わせて研究をしている」というものがありました。
このニュースを聞いたときこのことを思い出して「いよいよかな・・・」という感じがしましたね。KIROBO miniはまだ機能的にはできることは多くないですが、これをとっかかりにして色々なことが進んでいきそうな気がします。


はやり廃りと3Dプリンタ、VR、そして人工知能

さて、3Dプリンタ、VR、AIといずれもブームなジャンルですが、この中でニッチを脱出できそうな分野は?と言われたらVRだと思いますね。
厳密にはVRじゃなくてARなんですけど、今みたいなエンターテイメント系だけじゃなくて工場での作業や店舗での使用とかそういったB2B領域にも入っていけそうなところが強みですね。

3Dプリンタは結局のところ量産に向いているわけではなく、試作用途か少量生産で威力を発揮するわけで、企業レベルで大量生産する場合はやはり成型かなと思います。
AIも社会レベルでは浸透するかもしれませんが、それが市場として大きいかというとそこはちょっとわからないんでなんとも言えない感じですね。

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インダストリー4.0を巡る国際標準化の動きはどうなっているのか (3/4)

世界的なIoT標準化の話題となると、ニュースの多くはドイツの取り組みとアメリカの話題ばかり取り上げるので日本はどうも遅れがちのように感じますが、この記事によればIECの白書によると採用された1/4は日本からの提案だそうです。

だから「日本メーカーは大丈夫」というわけでもないのですが、こんな記事も

第4次産業革命での「日本は遅れている論」は相手にしなくてよい

インダストリー4.0の成果が出始めるのは2020~2030年ごろと言われてるので、今から「進んでる」「遅れてる」というのも無意味だということです。
また、この記者さんは「みんなが同じシステムを入れたら差別化できなくて儲からないのでは?」とも言っており、現状の「寄らば大樹の陰」的な状況を批判しています。
自分としてはファナックやトヨタ、日立などの取り組みを見ると全然日本メーカーが不利という感じもしないのですが、どこが勝つかはまだわからない状態ですね。どうなったら「勝ち」なのかもなんとも言えないですけど。


製造業のサービス化、予兆保全は単なる「はじめの一歩」

「IoTで製造業のサービス化」と言いつつも、現在のIoTで実現されてるのは「いつ機械が壊れるか」という予兆保全がほとんどです。
自分としてはこれだけで他メーカーと差別化を維持していくのはちょっと難しいのでは・・・
と思ってます。
記事ではGEが飛行機のエンジンのセンシングによるデータ蓄積で飛行機の燃費向上などを紹介していました。こういったプラスアルファをIoTで提案できないと、他社との差別化を図って継続的に利益を上げていくのは難しいのかなと思いますね。

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