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PCパーツジャンキーの日記 たまにエンコード、自作PC
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「Windows 7 Starter」エディションの仕様が変更に(ITPro)

今までStarter Editionというと新興国向けの廉価版という位置づけでしたが、Windows7ではStarter Editionはネットブック向けという位置づけになるそうです。
しかし今までの情報では、このStarter Editionはなんと3つまでしかアプリが起動できないとのこと。たしかにStarter Editionはそういう縛りがありましたが、もはやネットブックは新興国向けとは言えないくらいに巨大なジャンルになってます。そんなネットブック用Starter Editionだけに、こういう縛りがあるとネットブックそのものの売り上げにかなり影響があるんじゃないかと不安に思っていましたが、撤廃になったようでちょっと安心しました。

この「起動アプリ数縛り」の他にも、SSD/HDD容量、CPU速度などの縛りもかなり緩和されます。
しかし1つだけ逆に縛りがきつくなったものがあります。それはディスプレイサイズです。
今まで12インチまでOKだったものが、10インチに格下げされてます。

この部分を読んだとき、なぜMSはディスプレイサイズを規制したのか分かりませんでした。
今までのディスプレイサイズ縛りは12インチでしたし、ディスプレイサイズが大きい分には問題ないと思っていました。
しかし他のニュースサイトを見ていたときに、その謎が解けました。それはIntelとAMDが考えている12インチクラスのノートパソコン構想です。

IntelはCULV(Consumer Ultra Low Voltage)、AMDはYukonというプラットフォームで、12インチクラスの低価格モバイルノートを考えています。おそらく、このクラスのノートPCの市場を拡大するために、ネットブックとは明確な差別化を図る必要があったのだと思います。

ついでに言うなら、このStarter Editionのディスプレイサイズ縛りによるいい影響を受けているのはAMDじゃないかと思います。
AMDはもともとYukonプラットフォームで12インチ低価格ノートPCの構想があったようで、どちらかというとIntelはこの考えには後発でした。
それにAMDはAtomのような超低消費電力CPUを持っていないですし、明確に住み分けができたほうが販売の面ではありがたいでしょう。
対するIntelはちょっと無理やりにCULVプラットフォームを作り出した感があるので、コスト的にはAMDよりもこのジャンルに関しては旨みがないのではないかと思います。

そんなわけで、これから面白くなるのは10インチクラスのネットブックではなく、12インチクラスのモバイルノートだと思います。
AMDはかなり考えた上でこのYukonプラットフォームを出したようですし、IntelもCULVというプラットフォームで慌てて対抗してきたことからもこのジャンルのポテンシャルが伺えます。

現時点でこのYukonプラットフォームを採用しているのはHPだけですが、ネットブックも始まりはASUS一社だけでした。
来年の今頃に12インチ低価格モバイルがどれくらいに増えているか・・・楽しみです。

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