PCパーツジャンキーの日記
たまにエンコード、自作PC
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日もお勉強の時間です。今回は新型AtomプラットフォームであるMoorestownの次のプラットフォーム、つまり次々世代Atomである「Medfield」についてです。
詳しくはコチラとコチラ。
まず次世代のMoorestownですが、これは単純に現在のAtomとノースブリッジのグラフィック機能、メモリーコントローラなどを統合したものになります。
驚くべきはその消費電力で、Intelの発表ではなんとアイドル時電力が20mWになるそうです。
現在のMenlowプラットフォームは1Wなので、これは1/50という驚異的な数値です。
Intelは以前、次世代プラットフォームでは「消費電力は1/10」と言ってましたが、あれは対外的な発表で内部では1/50が目標だったそうです。
しかし性能面を見ると単純に統合したものなのでそれほど大きな変化はなさそうな予感です。
この統合チップにI/Oチップである「Langwell」を加えた2チップソリューションが次世代のMoorestownプラットフォームということになります。
そして次々世代のMedfieldプラットフォームはこの2チップから1チップになるそうです。
つまり、世代が進むごとにチップ数が減り、省電力化が図られていくことになります。
ここまで書いて気づいたのですが、Atom系のプラットフォームは性能向上を目的にしてないということです。
結局は機能を統合していくだけなので、もともとのチップが持つ機能以上のパワーを発揮できるわけではないと思います。
ということは世代が進んでも、プロセスが微細化することによる高速化はあっても、アーキテクチャの改良による性能向上はあまりなさそうです。
しかも、プロセスの微細化はMedfield世代で32nmに以降する予定なので、Moorestownではプロセスの微細化による高速化の恩恵は受けられないようです。
なんだか拍子抜けというか・・・。
Moorestownで何か面白そうな機能はないのかな、と思ったらありました。
CPUコア「Lincroft」とI/Oチップ「Langwell」のブロック図ですが、問題はLangwellのほうです。
よくよく現在のMenlowと見比べるといくつかの機能追加と機能削除があることがわかります。
たとえばLangwellではPCI Exressの機能は削除されてます。つまり外部GPUは認めないということでしょうか。
逆に追加された機能としてはNANDコントローラが入ってます。これはIntelが提唱している「Braidwood」のサポートのことじゃないかと思います。このBraidwoodは現在の「Intel Turbo Memory」の後継技術で、ONFIという新しいインターフェイスを使用して接続するそうです。
ということはMoorestownではフラッシュのキャッシュ技術による高速化がネイティブでサポートされるということですね。
それはそうとLangwellにI/O機能を集中させるとすると、nVidiaのIONプラットフォームのようにチップセットを交換してパワーアップということはあまり現実的じゃないような気がします。
もしチップセットにグラフィック機能を持たせるとLincroftのグラフィック機能が無効になりますし、チップセットにグラフィック機能を持たせないとなると別にLangwellで十分なわけですから。
つまりnVidiaのようなチップセットメーカーにはうまみのないプラットフォームになるわけですね。
しかもMedfieldではさらにチップ統合が進むわけで、まったく機能拡張ができなくなります。
まあMedfieldはPC向けじゃなくてスマートフォン向けになるという情報もあり、そうなったらむしろTegraとの勝負だからnVidiaにとっては敵のコンパニオンチップなんて作ってる場合じゃないでしょうけど。
詳しくはコチラとコチラ。
まず次世代のMoorestownですが、これは単純に現在のAtomとノースブリッジのグラフィック機能、メモリーコントローラなどを統合したものになります。
驚くべきはその消費電力で、Intelの発表ではなんとアイドル時電力が20mWになるそうです。
現在のMenlowプラットフォームは1Wなので、これは1/50という驚異的な数値です。
Intelは以前、次世代プラットフォームでは「消費電力は1/10」と言ってましたが、あれは対外的な発表で内部では1/50が目標だったそうです。
しかし性能面を見ると単純に統合したものなのでそれほど大きな変化はなさそうな予感です。
この統合チップにI/Oチップである「Langwell」を加えた2チップソリューションが次世代のMoorestownプラットフォームということになります。
そして次々世代のMedfieldプラットフォームはこの2チップから1チップになるそうです。
つまり、世代が進むごとにチップ数が減り、省電力化が図られていくことになります。
ここまで書いて気づいたのですが、Atom系のプラットフォームは性能向上を目的にしてないということです。
結局は機能を統合していくだけなので、もともとのチップが持つ機能以上のパワーを発揮できるわけではないと思います。
ということは世代が進んでも、プロセスが微細化することによる高速化はあっても、アーキテクチャの改良による性能向上はあまりなさそうです。
しかも、プロセスの微細化はMedfield世代で32nmに以降する予定なので、Moorestownではプロセスの微細化による高速化の恩恵は受けられないようです。
なんだか拍子抜けというか・・・。
Moorestownで何か面白そうな機能はないのかな、と思ったらありました。
CPUコア「Lincroft」とI/Oチップ「Langwell」のブロック図ですが、問題はLangwellのほうです。
よくよく現在のMenlowと見比べるといくつかの機能追加と機能削除があることがわかります。
たとえばLangwellではPCI Exressの機能は削除されてます。つまり外部GPUは認めないということでしょうか。
逆に追加された機能としてはNANDコントローラが入ってます。これはIntelが提唱している「Braidwood」のサポートのことじゃないかと思います。このBraidwoodは現在の「Intel Turbo Memory」の後継技術で、ONFIという新しいインターフェイスを使用して接続するそうです。
ということはMoorestownではフラッシュのキャッシュ技術による高速化がネイティブでサポートされるということですね。
それはそうとLangwellにI/O機能を集中させるとすると、nVidiaのIONプラットフォームのようにチップセットを交換してパワーアップということはあまり現実的じゃないような気がします。
もしチップセットにグラフィック機能を持たせるとLincroftのグラフィック機能が無効になりますし、チップセットにグラフィック機能を持たせないとなると別にLangwellで十分なわけですから。
つまりnVidiaのようなチップセットメーカーにはうまみのないプラットフォームになるわけですね。
しかもMedfieldではさらにチップ統合が進むわけで、まったく機能拡張ができなくなります。
まあMedfieldはPC向けじゃなくてスマートフォン向けになるという情報もあり、そうなったらむしろTegraとの勝負だからnVidiaにとっては敵のコンパニオンチップなんて作ってる場合じゃないでしょうけど。
ついでになんでチップ統合が進むと消費電力が減るのか考えてみました。
例えばCPU、GPU、チップセットと別々にチップがある場合、それぞれに電力を供給してやらなくてはならなくなります。
しかもそれぞれで共通する装備などが無駄になるため、ここでも消費電力が増大します。
これを統合すると、供給する電力はひとつのラインでよくなります。
さらに共通する装備を共有することができるため、ここでも省電力化が図れます。
今回のMoorestownではパワーゲーティングという技術で省電力化を進めてますが、その他にも色々と地道な省電力化が行われているようですね。
例えばCPU、GPU、チップセットと別々にチップがある場合、それぞれに電力を供給してやらなくてはならなくなります。
しかもそれぞれで共通する装備などが無駄になるため、ここでも消費電力が増大します。
これを統合すると、供給する電力はひとつのラインでよくなります。
さらに共通する装備を共有することができるため、ここでも省電力化が図れます。
今回のMoorestownではパワーゲーティングという技術で省電力化を進めてますが、その他にも色々と地道な省電力化が行われているようですね。
PR
この記事にコメントする